キックボクシングをはじめたら、やはり自分用のマイグローブが欲しくなるはずです。
ジムで貸し出ししてあるモノだと、衛生面などが気になりますよね…。
なので、やる気UPやモチベーションUPのためにも自分用のマイグローブを持っておくことをオススメします。
しかし、決して安くはないグローブ、失敗しないためにもグローブは慎重に選びたいところです。
グローブには種類が多くいろいろな形や大きさがあり、ネットで見ても実際に手に取れないため、どれを選んでよいのかわからなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では…
・現役プロのぼくが、キックボクシング・グローブの選び方と種類
について徹底解説していきます。
ぼくが初心者の頃に使っていたグローブです。
まったく同じものがあったので下に紹介しておきます。↓
この記事では…
・キックボクシング・グローブの選び方と種類
・キックボクシンググローブのおすすめのメーカー
について紹介していきます。
初心者におすすめのキックボクシングバンテージは?理由をプロが解説!
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キックボクシング・グローブの選び方と種類
キックボクシング・グローブの種類は大きく分けて、「パンチググローブ」と「オンスグローブ」の2つに分かれます。
パンチンググローブは練習用のグローブで、オンスグローブは試合や練習などで使われるグローブのことです。
【キックボクシング・グローブの選び方】
結論から言うと初心者の方は、「パンチググローブ」から選びましょう。
中級者以上の方は、「オンスグローブ」からグローブを選んでいきましょう。
オンスグローブを選ぶ際は、「12オンス以上で合皮のマジックテープ式のオンスグローブ」がおすすめです。
またパンチンググローブとオンスグローブの選び方についてより詳しく説明していきます。
パンチググローブ
パンチンググローブとは、クッション性の薄いグローブで主にサンドバッグやミットを打ち込むときに使用するグローブのことです。
主にキックボクシングをはじめたばかりの方が使用するグローブです。
【パンチグローブの特徴】
・コンパクトで持ち運びが便利
・お手頃な価格
・的確なパンチの打ち方がわかる
・パンチを打つ感触を楽しめる
・着脱が簡単
パンチンググローブはパンチを打つ感触を楽しめるので、サンドバッグを叩いていても飽きませんでした。
最初の頃はパンチを打つ感触を楽しめるので初心者の方におすすめです。
【パンチンググローブの悪い点】
・対人練習などでは使用することができない
・パンチを打ち損なったときに怪我の恐れがある
パンチンググローブは拳の部分が薄いため対人練習などでは使用することができません。
また、グローブのクッション性が低いため怪我の恐れがあります。
しかし、バンテージを巻いておけば怪我を防ぐことができるのでバンテージとあわせて使用してみてください。
それでもクッション性は低いのでオンスグローブより怪我のリスクはあります。
【パンチンググローブがおすすめな人】
・対人練習をしない人
・ボクササイズ感覚でキックボクシングを楽しんでいる人
・グローブを簡単に持ち運びたい人
・パンチの打つ感触を楽しみたい人
・衛生面を考えてレンタルではなく、お手頃な価格で自分用のグローブが欲しい人
コンパクトなパンチンググローブはカバンなどに入れておくと、仕事帰りや学校帰りにそのままジムに行くことができます。
グローブが小さいので、ぼくは学生時代に学校のかばんに入れて帰りそのままジムに行っていました。
オンスグローブ
オンスグローブは、8オンス~16オンスまでの重さがあるクッション性の高いグローブで、対人練習や試合などに使われるグローブがオンスグローブです。
オンスが高くなるほどクッション性が高くなり、初心者からプロまで幅広く使われているグローブです。
【オンスグローブの特徴】
・対人練習ができる(マススパーリング・スパーリング)
・拳の怪我を防げる
・強くパンチを打ち込むことができる
・長時間の練習に向いている
現在、パンチグローブを使用している方でパンチ力が上がったり、練習量が増えたりした人はオンスグローブに変えてみることをおすすめします。
【オンスグローブのデメリット】
・持ち運びが不便
・パンチグローブより少し値段が高い
オンスグローブはパンチグローブよりも大きいため持ち運びが不便です。
ジムに通うかばんとしては大きめのかばんが必要になります。
値段はさまざまですが、パンチグローブよりは少し高めの設定になっています。
【オンスグローブがおすすめな人】
・これから対人練習を積極的に取り入れる予定の人
・毎日ジムに通っている人(≒練習量が多い人)
・パンチ力がある人
・思いっきりパンチを打ち込みたい人
パンチンググローブには綿が入っていませんが、オンスグローブは綿が入っているためクッション性が高いです。
クッション性が高いと怪我をしにくいので、長時間の練習に向いています。
そのため、ジムに通う頻度が多い人はおすすめです。
なお対人練習をするときは、16オンスのグローブが必要になります。
オンスグローブの種類と選び方
オンスグローブには、「8~16オンス」「本革」「合皮」「紐式」「マジックテープ式」などの種類があります。
初心者~中級者の方は、「12オンス以上で合皮のマジックテープ式のオンスグローブ」がおすすめです。
紐式orマジックテープ式
【紐式のグローブの特徴】
・しっかり手首から固定できる
・握りやすい
しっかり手首から固定でき握りやすいですが、1人で着脱するのがむずかしいため、初心者はわざわざ紐式グローブを購入する必要はありません。
プロを目指していない限りマジックテープ式で問題ないです。
【マジックテープ式のグローブの特徴】
・紐式に比べると着脱が簡単
・扱いやすい
紐式に比べると着脱が簡単で扱いやすいですが、ひとつデメリットととしては長く使用しているとマジックテープの粘着力がなくなることがあります。
合皮or本皮グローブ
【合皮グローブの特徴】
・耐久性は低いがメンテナンスは不要
・価格は本皮より安いモノが多い
・初心者の方でも扱いやすい
価格は本皮より安いモノが多いですが、やはり使い込めば破れてしまい綿が溢れることがあります。
練習時間が多い方は本皮のグローブがおすすめです。
【本革グローブの特徴】
・耐久性が高い
・通気性がよい
・使用しているうちにフィット感が増す
耐久性が高く通気性もよいですが、合皮に比べると価格が高いモノが多いです。
本革はメンテナンスをすればさらに長く使い続けることができるのも大きなメリットです。
8~16オンスグローブ
オンスグローブは数字が上がるごとに大きくなり、クッション性も高くなります。
・8オンス⇨約227g
(8オンスは実際にプロの試合で使用されるサイズのためプロ選手が練習で使用していることが多いです。あまり初心者向きではありません。)
・10オンス⇨約283g
(10オンスも実際にプロの試合で使用されるためプロ選手が練習で使用していることが多いです。こちらもあまり初心者向きではありません。)
・12オンス⇨約340g
(一般的に12オンスから練習用グローブに適していると言われています。初心者の方は12オンスから考えてみることをおすすめします。)
・14オンス⇨約397g
(14オンスから拳を守るのには最適なグローブの大きさになります。)
・16オンス⇨約454g
(16オンスは1番大きいサイズになります。対人練習などで使用できる大きさです。今後対人練習を考えている人はおすすめです。)
今後、対人練習(スパーリング、マススパーリング)を考えている人は16オンスのグローブがおすすめです。
オンスが大きいとクッション性が高いため拳の怪我のリスクが低くなります。
14オンスや16オンスは練習中に少し重たくトレーニングがしずらいと感じる場合もあるため、対人練習などをする予定のない人は12オンスがおすすめです。
対人練習などの練習をしたい人は16オンスを選びましょう!
グローブの種類を決めたたところで、次におすすめのグローブのメーカーを紹介していきます。↓
キックボクシンググローブのおすすめのメーカー3選
ぼくが個人的におすすめするメーカー3選を紹介します。
ぼくが実際に使ってみた感想を交えて紹介しますので、参考にしてみてください。
BODYMAKER(ボディメーカー)
BODYMAKER(ボディメーカー)は、日本の大阪に本社を置くさまざまなスポーツ用品を取り扱っている総合スポーツメーカーです。
【特徴】
BODYMAKER(ボディメーカー)の特徴は、他のブランドと比べても安価でデザインやカラーバリエーションも豊富なところです。
硬派なデザインから可愛いデザインまでラインナップが豊富なため、デザイン重視の方や初心者の方、女性の方にもおすすめです。
BODYMAKER(ボディメーカー)のパンチンググローブは、マジックテープ式で手首を固定できるモノもあるため安定感のある重いパンチを打つことができます。
【実際に使用した感想】
ぼくが最初に買ったマイグローブは、BODYMAKER(ボディメーカー)のパンチンググローブでした。
店舗で試着し、気に入って即購入したのを覚えています。
約1年以上使用しましたがグローブが破れることもなく、長く愛用することができました。
パチングローブでは珍しい、マジックテープ式で手首を固定することができたので、強くパンチを打ち込むことができました。
デメリットはとくにないですが、耐久性がある分多少重厚感があるくらいです。
ほかに使っていて気になる部分はとくにありませんでした。
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adidas(アディダス)
世界的に有名なadidas(アディダス)が展開しているボクシンググローブです。
【特徴】
adidas(アディダス)の特徴は、豊富なラインナップに洗練されたデザインで初心者から上級者まで扱えるグローブがそろっているところです。
adidas(アディダス)を象徴する縦線のロゴが入っているシンプルなデザインですが、カラーバリエーションは多く様々なデザインから選ぶことができます。
またadidas(アディダス)のグローブは、軽く初心者でも扱いやすくバッド部分は厚くなっているためしっかりパンチを打つことができます。
【実際に使用した感想】
グローブが軽くバッド部分も厚いのでスピードのある重いパンチを打つことができました。
しかし、種類にもよりますが手首を固定するマジックテープの劣化が早く、少し耐久性に劣る部分があります。
グローブの軽さや洗練されたかっこいいデザインを求めている方におすすめです。
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WINDY(ウィンディ)
WINDY(ウィンディ)は、ムエタイの発祥の地タイの有名ブランドです。
WINDY(ウィンディ)はムエタイ専用の競技施設のルンピニースタジアムで使用されているグローブでもあります。
【特徴】
耐久性が高く最初は少し硬いですが使用しているうちに柔らかくなり、自分の拳にあった扱いやすいグローブになります。
高いモデルもありますが、安いモデルでも十分使い心地が良いです。
どのモデルを買っても失敗しないため、グローブ選びに悩んでいる方はとりあえずWINDY(ウィンディ)のグローブであれば問題ありません。
【実際に使用した感想】
WINDY(ウィンディ)のグローブは、耐久性とクッション性が高く長時間使用することができました。
ぼくはマジックテープ式のWINDY(ウィンディ)のグローブを使用していますが、手首の部分も分厚くしっかり手首を固定できるためケガの心配をせずに安心して使うことができていました。
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そのくらい気に入って使っています。
品質も高く値段が安いので購入しやすいですよ。
まとめ
『【練習用】キックボクシング・グローブの選び方と種類について解説!おすすめのメーカーも紹介』のまとめ
◆初心者の方は「パンチググローブ」か「オンスグローブ」から選びましょう。
◆中級者以上の方は「オンスグローブ」からグローブを選んでいきましょう。
◆オンスグローブを選ぶ際は、「12オンス以上で合皮のマジックテープ式のオンスグローブ」がおすすめです。
◆ぼくから紹介するおすすめのグローブのメーカーは、「BODYMAKER(ボディメーカー)」「adidas(アディダス)」「WINDY(ウィンディ)」
これからグローブを購入しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
個人的にはグローブはネットで買うよりも実際に格闘技ショップで手にとって購入することをおすすめしています。
店舗の場合だとわからないことがあればスタッフさんが丁寧に教えてくるはずです。
また上記で紹介したメーカー以外にも店舗の場合は、たくさんのメーカーのグローブが置いてあるので、ぜひ自分の気に入ったグローブを探すことをおすすめします。