アメリカ出身の現WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者のスティーブン・フルトン選手。
井上尚弥選手と対戦されることで注目されていますよね。
2023年7月25日(火)に開催される井上尚弥vsフルトンの試合は現地のほかに動画配信サービス「Lemino(レミノ)」にて独占生中継されます↓
そんな階級を上げた井上尚弥選手と対戦することになったスティーブン・フルトン選手の強さや生い立ちなどについて気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事ではスティーブン・フルトン選手の…
・強さ
・生い立ち
・ファイトマネー
・試合映像
について紹介していきます。
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— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) June 27, 2023
スティーブン・フルトンの強さや生い立ち
強さ
2023年7月25日(火)に井上尚弥選手と対戦するすスティーブン・フルトン選手。
そんなフルトン選手の強さが気になりますよね。
まずは戦績ですがフルトン選手の戦績は2023年7月12日時点では21戦 21勝(8KO)と井上尚弥選手同様にプロ戦績では無敗記録を保持しています。
アマチュア時代の戦績も90戦75勝15敗ととんでもない戦績を築き上げていました。
そしてフルトン選手のこれまでの獲得タイトルは…
・WBOインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座
・WBC世界スーパーバンタム級王座
・WBO世界スーパーバンタム級王座
・IBO世界スーパーバンタム級王座
と数々のタイトルを獲得しており、現在はWBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者です。
2023年7月25日(火)に行われる井上尚弥選手との試合ではWBC・WBOのベルトをかけて行われます。
戦績や獲得タイトルを見ての通り、スーパーバンダム級では強豪選手だということがわかるかと思います。
対戦する井上尚弥選手もフルトン選手はキャリア最大の相手になると言われているほどです。
これまで井上尚弥選手はほかにも無敗記録のチャンピオンなど数々の強敵を倒してきましたが、なぜフルトン選手がキャリア最大の難敵になると言われているのかですが、それはフルトン選手のボクシングスタイルにあると言われています。
フルトン選手のボクシングスタイルは徹底した”アウトボクシング”。
それに加えて12ラウンド自分のボクシングスタイルを続けるスタミナと集中力があります。
このようなファイトスタイルでこれまでフルトン選手が戦ってきたすべてのタイトルマッチでは、12ラウンド戦い抜いての判定勝ちを収めています。
おそらくタイトルマッチをかけて戦う井上尚弥選手とも12ラウンドをフルで戦う可能性は十分にありえるのではないでしょうか。
またフルトン選手は、ボクシングIQが高く相手を分析し12ラウンド戦い抜くことを意識したポイントを勝ち取ることに長けています。
その理由は、前回のバトラー戦でも捕まえるのに少し手こずっていた印象があるからです。
このようにして強豪ひしめくスーパーバンダム級でこれまで21戦21勝無敗という偉業を成し遂げ、「高いボクシングIQ」、「12ラウンド戦い抜けるスタミナと集中力」、「対戦相手の分析力」、「徹底したポイントを勝ち取るアウトボクシング」がフルトン選手の強さではないでしょうか。
また井上尚弥選手に対してフルトン選手は「簡単に倒せると思う」と豪語しており、こういった自信もフルトン選手の強さの一つかもしれません。
月曜日からクタクタ……
がんばろー! pic.twitter.com/JchM2Hd2ZR— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) May 29, 2023
生い立ち
ここまでのボクシング地位を築き上げたフルトン選手の生い立ちは、1994年7月17日に4人兄弟の末っ子で唯一の男の子として、アメリカ合衆国のペンシルベニア州ノースフィラデルフィアで生まれ育ちます。
フルトン選手の幼少期は、平凡とは言い難いものでした。
父親は銀行強盗により刑務所に入れられており、母親は薬物依存症という過酷な家庭で育ちます。
またフルトン選手が生まれた街「フィラデルフィア」では、日常的に銃声が鳴り響くほど治安が悪く、そんな地域であるがゆえにこれまでにフルトン選手は友人を5人亡くすなど、度々つらい過去に直面することもあったそうです。
そんななかフルトン選手が12歳のころに刑務所から出所した父親に連れられてボクシングを始めることになります。
フルトン選手はすぐにボクシングにのめり込み、新しい自分を見つけたかのように練習に打ち込みます。
その努力と才能でアマチュアでは8年間ボクシングを続け、アメリカ最大のアマチュアボクシング大会「ナショナル・ゴールデングローブ」で優勝を果たすなど数々のトーナメントで優勝を果たし、地元ではフルトン選手に対戦相手を希望するものがいなくなるほどまでに活躍します。
アマチュアでも輝かしい戦績を残しオリンピックを期待されますが、オリンピックの選考では結果が振るわずオリンピック出場を断念。
その後プロ転向を決意し、2014年10月4日に2回TKO勝ちでプロデビュー戦を勝利で飾ります。
プロ転向後もその類まれなるボクシング技術と才能で着実に勝ち星を上げ、確かな業績を残し続けます。
そして現在はWBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者として活躍。
フルトン選手はボクシングが自分の支えになっていたと語っており、母親についても「薬物から立ち直り今では誇りに思っている」と話していました。
ボクシングを勧めてくれた父親にも「ボクシングと父に命を救われた感謝しかない」と話しておられました。
そんなフルトン選手の生い立ちは、幼少期は決して恵まれた環境とは言えないなかでボクシングとは真摯に向き合い続ける家族思いなボクサーでした。
スティーブン・フルトンのファイトマネーや試合動画
ファイトマネー
現在、スーパーバンダム級で活躍する現WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者のフルトン選手のファイトマネーが気になりますよね。
2023年7月25日(火)に行われる井上尚弥選手とのWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチでは、最低保証額が井上尚弥選手が6億4000万円、フルトン選手は3億8000万円という情報がありました。
かなり高額なファイトマネーですよね。
フルトン選手は2試合前のブランドン・フィゲロア選手とのスーパーバンタム級2団体統一戦では総額100万ドルと日本円にして約1億4000万円をファイトマネーで稼いだと言われています。
また2022年5月のダニエル・ローマン選手との防衛戦では50万ドル日本円にして5,000万円が最低保証額だったそうです。
今回の井上尚弥戦がフルトン選手のキャリアで最高額のファイトマネーを得ることになります。
50万ドルから300万ドルが最低保証額となっているフルトン選手ですが、軽量級のなかではかなり高額のファイトマネーです。
ボクシングに限らず格闘技では軽量級より、重量級などのほうが人気は高く、それに伴い階級が上がるほどにファイトマネーは大きくなります。
2022年のゲンナジー・ゴロフキンvs村田諒太との世界ミドル級2団体統一戦では、ゴロフキン選手が推定15億円の報酬があったと言われています。
ボクシング史上最も注目されたであろうメイウェザーvsパッキャオでは推定約360億円が約束されていたそうです。
ボクシングの世界ではもっとも重いヘビー級が最も高額と思われるかもしれませんが、メイウェザーvsパッキャオのWBA・WBC・WBO世界ウェルター級王座統一戦が現在ボクシング史上最も高額のファイトマネーと言われています。
筆者の個人的な意見ですが、階級に関係なく自国の人気度や知名度によってもファイトマネーは大きく左右されると考えます。
今回の場合も日本では圧倒的な知名度と人気を誇りボクシングで圧倒的な地位を築いてる井上尚弥選手との対戦は注目度も高いため、軽量級ながらもファイトマネーが高額になったと思われます。
フルトン選手も無敗記録を保持し続ければ、さらに高額なファイトマネーになることが予想されます。
試合動画
2021年11月27日に行われた現WBC世界フェザー級暫定王者のブランドン・フィゲロア選手との対戦です。
この試合はWBC・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦をかけたタイトルマッチとなっており、フルトン選手が最も効かされ苦戦した試合と言われています。
2022年2022年6月24日に行われた元WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者のダニエル・ローマン選手との対戦です。
この試合はフルトン選手のスタイルが全面に出た試合になっており、12ラウンドフルに戦い判定3-0の大差判定勝ちを収めています。
2020年1月25日に行われたアーノルド・ケガイ選手との対戦です。
この試合もフルトン選手の徹底したアウトボクシングスタイルで12ラウンドフルに戦い抜いての3-0の大差判定勝ちを収めています。
とくにフルトン選手のジャブが光る試合でした。
まとめ
◯スティーブン・フルトンの強さ
強豪ひしめくスーパーバンダム級でこれまで21戦21勝無敗という偉業を成し遂げ、「高いボクシングIQ」、「12ラウンド戦い抜けるスタミナと集中力」、「対戦相手の分析力」、「徹底したポイントを勝ち取るアウトボクシング」がフルトン選手の強さではないでしょうか。
◯スティーブン・フルトンの生い立ち
フルトン選手の生い立ちは、幼少期は決して恵まれた環境とは言えないなかでボクシングとは真摯に向き合い続ける家族思いなボクサーでした。
◯スティーブン・フルトンのファイトマネー
2023年7月25日(火)に行われる井上尚弥選手とのWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチでは、最低保証額が井上尚弥選手が6億4000万円、フルトン選手は3億8000万円という情報がありました。
◯スティーブン・フルトンの試合動画
・ブランドン・フィゲロア選手
・ダニエル・ローマン選手
・ダニエル・ローマン選手